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The best study method for you is..

あなたにおすすめの学習方法は..

1. 文法の参考書で英文の構造を学ぶ
2. 英語で日記を書く
3. スラッシュリーディングで英語の語順に慣れる

文章をうまく作れないのは、文法の知識が足りないのが原因です。文法を学んで文の組み立て方を学びながら、書く練習もしていくと解消できるでしょう。

1. 文法の参考書で英文の構造を学ぶ

文法の学習参考書で英語の文の基本を学びましょう。学習する時は読み書きだけでなく実際に声に出して言ってみるのがおすすめです。例えば、例文は音源付きであればリピート(音源に続いて真似して言う)することで、スピーキングやリスニングの練習にもなります。音源がなければ音読しましょう。文法の練習問題を解く時は答えを書く前に一度言うと、瞬発的に話す練習になります。

実践で使いながら学ぶことも大切ですが、意識的に文法を学習すると実践の場でのインプット(吸収)も促進されます。また、正しい知識がないままアウトプット(実践)ばかりしてしまうと、間違った言い方が習慣になってしまい、後から直すのが大変になってしまいます。特に英語を学び始めた段階ではインプットとアウトプットの比率は「8:2」くらいを心がけましょう。

おすすめ参考書

中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。(山田暢彦監修/学研教育出版)

無機質な文法書と違い、イラスト付きで分かりやすく文法を解説してくれる。練習問題も付いていて学んだそばから取り組めるので知識も定着しやすい。CD音声付きでスピーキング・リスニング力も伸ばせる。英文法を一からやり直したい人におすすめ。

English Grammar in Use 5th edition Book with answers and interactive ebook
English Grammar in Use 5th edition Book with answers and interactive ebook(Raymond Murphy著/Cambridge University Press)

英語の参考書を多数出版しているCambridgeが作る、英語で書かれた文法参考書。トピックごとに見開き1ページで解説と練習問題があり、計画的に進めやすい。最新の第5版ではeBOOK付きです。アメリカ英語を学びたい人は「Grammar in Use Intermediate Student's Book with Answers and Interactive eBook: Self-study Reference and Practice for Students of American English」もあります。学生時代割と英語は得意だったがもう忘れてしまった、簡単な英語であれば読むのが苦でない、という方におすすめ。

2. 英語で日記を書く

文法書で学んだ知識を忘れないうちに、その知識を使って文章を書いていきましょう。最初の内は、1文でもいいのでその日に実際にしたことを日記に書きます。慣れてきたらだんだんと増やすようにしましょう。

また、書くことがない日はその日に学んだことを書いてもいいと思います。新しい単語を学んだら、その単語を使った文を書いてみたり、新しい文法を学んだらその知識を活かした文を書いてみたりするのがおすすめ。とにかく短くても少なくても”毎日”続けることが大切です。

可能であれば、ネイティブ英語話者のチェックを受けてください。限られた知識の中でアウトプット(話す・書くなどの知識を使って言葉を生み出す行為)を繰り返すと、間違っていたり不自然な言い方のまま定着してしまうことがあり、一度定着すると直すことが困難になってしまいます。自信がない文章があればメモしておいて、オンライン英会話やHiNativeといったサービスを使ってチェックしてもらいましょう。自信をもって正しいと思える知識の方が定着もしやすいです。

また、スピーキングも併せて伸ばしたい方は、書いた文章に自信があれば、見ずに言えるように繰り返し練習するのもおすすめです。

日記のようなアウトプット練習を繰り返し行うことで、単語や文法など持っている知識を記憶に定着させて瞬時に使えるようになります。また、実際にアウトプットしてみることで、現時点で自分の表現できないことに気づくことが出来、何を頑張ればいいのかも分かります。 人は、自分に関することは感情的に思い入れが強く記憶に残りやすいという特徴があるため、特に自分が言いたいと思ったことを調べて新しく学んだ知識は定着しやすいです。そのため、英語での日記は効果的な学習法と言えます。

3. スラッシュリーディングで英語の語順に慣れる

「1. 文法の参考書で英文の構造を学ぶ」「2. 英語で日記を書く」の補助的な学習として、英語の語順に慣れることが出来るスラッシュリーディングもおすすめです。 読む文章は、単語や文法を調べなくても9割くらい分かるくらいのレベルのものを準備して、上達に合わせてレベルを上げていくのが上達への近道です。

用意した文章は頭から順番に読んで、意味の塊ごとにスラッシュ(/)を入れていきましょう。スラッシュを入れ終わったら、意味の塊を意識しながら繰り返し音読をします。最初から語順のままに読むのが難しければ、1回目は返り読みをしてしまってもいいので、内容理解と意味の塊を区切ることに集中し、2回目以降は語順のまま読み進めるようにしましょう。

スラッシュリーディングの詳しい方法は、外部リンクにはなりますが以下のブログページで紹介されているのでよかったら参考にしてみてください。
谷村ブログ村:【英語長文】速読のコツ「スラッシュリーディング」の効果・やり方

スラッシュリーディングでは、意味の塊ごとに区切って頭から読んでいくので、ネイティブの英語話者が英語を理解するのと同じように理解する癖をつける(=英語の回路を脳内に作っていく)ことができます。この時に、難しい文章を使ってしまうと単語の意味や文法事項を調べることに時間がかかってしまい、そこにフォーカスが行きがち。理解可能な文章でテンポよく頭から読んでいき数をこなすことで、英語の語順に慣れていきましょう。Readingのスキルアップの練習に思えますが、文章に触れることになるので自然な表現や文の構造を学ぶことでWritingのスキルアップにもつながります。
最初から意味の塊をつかんだり語順で理解したりする感覚が分からない場合は、以下の学習方法を試してみてください。

❶ 9割くらい理解できる、短めの文で書かれた文章を準備する。
❷ まずは最初の単語(1単語)を読み、日本語訳する。
❸ 次に最初の単語と次の単語(2単語)を読み、語順通りにそこまでの日本語訳をする。
❹ 同様に、最初の3単語、4単語と、すべての単語を読んで1文全体を訳せるまで続ける。
❺ 複数の文がある場合は、❶~❹をそれぞれの文で繰り返す。

(例)
・I went to the store to buy milk.
I (私は)
I went (私は 行った)
I went to (私は 行った ~へ)
I went to the store(私は 行った その店へ)※
:
I went to the store to buy milk.(私は 行った その店へ、牛乳を買うために)

※意味の塊が分かれば"the store"、"to the store"などまとめて訳しても良い。
※訳さずとも語順通りに理解できるようになってきたら、英語のまま理解するようにする。もしくはスラッシュリーディングに移行する。

<おすすめ教材>
Engoo Conversation
様々な場面の会話が7段階のレベルに分かれて練習できる教材。Dialogueのセクションにある会話文で、上記の学習法を行うのがおすすめです。一文一文が長すぎないのでテンポよく進められるかと思います。

簡単すぎる場合は、このボックス下の「おすすめリーディング教材」にあるものに挑戦してみるか、スラッシュリーディングに切り替えましょう。

おすすめリーディング教材

<オンライン(無料)>

初・中級者向け:News in Levels

簡単な診断テストで現在のレベルを明らかにし、自分のレベルに合った英文のニュース記事で読むことができるウェブサイト。同じ内容を音声(YouTube動画なのでスピード調整可能)で聞くことも。レベル分けされているので初心者でもとっつきやすいです。

中・上級者向け:Engoo Daily News

DMM英会話で使われる教材ですが、自習にも使えます。様々な分野の記事が6段階のレベルに分かれて書かれています。ディスカッションのための質問もあるので、答える形でスピーキング・ライティングの練習にも。またスマホやパソコンに音声読み上げ機能があればスピーキング・リスニングの練習もできます。(iPhoneでの音声読み上げ機能の使い方はこちらから)

<書籍(有料)>

全レベル向け:ラダーシリーズ

5つのレベルに分かれており、自分のレベルに合った本を豊富なジャンルの中から見つけることが出来ます。巻末に単語のリストがついているので、知らない単語があってもすぐに調べられます。有料ですがオーディオブックもあるので、併せて使えばスピーキングやリスニングの練習にも効果的です。

全レベル向け:Penguin Readers

8つのレベルに分かれており、自分のレベルに合った本を豊富なジャンルの中から見つけることが出来ます。Penguin Books社から出ている歴史のある書籍で、大きな書店やAmazonなどで購入できます。書籍によってKindle版もあります。