The best study method for you is..
あなたにおすすめの学習方法は..

1. リピーティング+オーバーラッピング
2. 苦手な音を集中特訓
1. リピーティング+オーバーラッピングで自然な話し方を習得
日本語と英語では発音の仕方や抑揚の付け方、話すテンポが異なるので、日本語を話している時と同じ話し方のまま言葉を入れ替えても伝わらないことが多いです。自然な英語の話し方を身に付けるためには、リピーティングとオーバーラッピングがおすすめ。
リピーティング(repeating)は音源の後に続いて真似して言うこと、オーバーラッピング(overlapping)はスクリプトを見ながら音源と自分の声が重なるように同じ速度で言うことです。
<手順>
❶ スクリプトのある音源を用意する。(できれば自分の身に付けたい話し方の音源を選ぶのがおすすめ。アメリカ英語希望であればアメリカの俳優のインタビュー、大統領スピーチなど。)
❷ 一通り音源を聞いて内容が理解できるか試す。
❸ スクリプトを見て聞き取れなかったところや意味が分からないところを確認する。
❹ 一文ずつ音源を止めて、スクリプトを見ながらリピーティング(後に続いて真似して声に出す)する。発音、抑揚、テンポまですべてコピーする。意味を理解しながら、感情を乗せて話す。スムーズに言えるまで繰り返す。
❺ スクリプトを見ながらオーバーラッピング(音源に重なるように同じスピードで声を出す)する。
おすすめリスニング音源
<初級>
News in Levels
簡単な診断テストで現在のレベルを明らかにし、自分のレベルに合った英文のニュース記事で読むことができます。同じ内容を音声(YouTube動画なのでスピード調整可能)で聞くことも。レベル分けされているので初心者でもとっつきやすいです。
<中級>
CNN 10
CNNのニュースが10分の動画にまとめられ毎日アップロードされるウェブサイト。難しい場合は同じようなニュースを事前に日本語で読んだり聞いたりしておくと良いです。また、字幕をつければスクリプトが見られ、スピードの調節も可能。
<中・上級>
TED Talks
様々な分野のスピーチを聞けるサイト。スクリプトも表示でき、中には日本語字幕があるスピーチも。自分の興味のある分野を選び、分野を絞って様々なスピーカーの演説を聞くと効果的。その分野の知識が増え理解度が高まることで、その分野であれば高度な内容も理解できるようになります。そのスキルが身につけば、他の分野にも通ずるようにさらに単語や背景知識を増やしてよけば良いです。
『ENGLISH JOURNAL』
アルク社から毎月出ている英語学習者向けの雑誌。芸能人などのインタビューなどが収録されたCD(eBookであれば音源)が付いてきて、スピーキングやリスニングの練習もできます。毎月興味深いトピックやコラムも注目です。
オーディオブック
オーディオブックとは書籍を朗読したものを録音した音声コンテンツ。移動中や家事をしながらでも聞くことができ、多聴にぴったりの。下記リンク先のブログで無料で聞けるオーディオブックのサイトが紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。
▶There is no Magic!!:7000冊以上の英語を聞こう!!無料オーディオブックサイト8選
Audible
Amazonが提供するオーディオブックサービス。アプリで聞くと、0.1単位で細かく倍速を変更できたり、スリープタイマーがあったりと便利。下記リンク先のブログでAudibleにあるおすすめの書籍が紹介されているので、ぜひ参考にしてみてください。
▶There is no Magic!!:オーディオブック(Audible)と洋書で英語力総合強化!おすすめ30選
2. 苦手な音を集中特訓
もう一つおすすめなのが、自分の苦手な音にフォーカスして繰り返し練習すること。ご自身が学習している中で苦手だと気づいたものはその都度調べて練習するといいと思います。英語の辞書でその音が入っている単語を調べると発音記号が出てくるので、「"その音の発音記号" pronunciation」とYouTubeで検索してみましょう。解説動画が沢山出てきます。
また、SiriなどのAIアシスタント機能に向かって話すことで、自分の発音がネイティブに伝わるのか確認することもできます。
以下の表に英語の音とそれが入った単語をまとめました。(日本人が苦手そうな音を上位に置いてあります。)Wordsにある単語をAIアシスタントに向かって言ってみてください。正しく表示されたら理解されている証拠、別の単語が表示されたら発音が間違っているということになります。
間違っている部分はYouTubeで「“表のSoundの行の記号” pronunciation」で検索すれば出るはずです。特殊記号が入力できない時のために代替の表示方法を()に入れました。
# | Sound | Words |
---|---|---|
1 | θ (th) | think, through, teeth |
2 | ð (th) | that, though, with |
3 | l | like, lot, feel |
4 | r | red, row, here |
5 | s | sea, send, pass |
6 | ∫ (sh) | she, shore, wash |
7 | f | fry, fit, puff |
8 | v | very, TV, love |
9 | y | yet, year, yield |
10 | æ (short a) | app, happy, bat |
11 | ʌ (short u) | cup, butter, nut |
12 | ɔ (ah) | caught, ball, because |
13 | a (short o) | father, hot, nod |
14 | ɪ (short i) | chip, fill, sit |
15 | iː (iy, long e) | team, east, seat |
16 | oʊ (ow, long o) | open, snow, cold |
17 | ʊ (oo) | should, look, cook |
18 | u: (uw, long u) | cube, school, choose |
19 | aʊ (aw) | pound, how, ouch |
20 | aɪ (ay, long i) | type, pie, ice |
21 | ɔɪ (oy) | boy, voice, oil |
22 | eɪ (ey, long a) | make, gain, day |
23 | ɛ (short e) | friend, bed, set |
24 | ŋ (ng) | long, song, doing |
25 | ʤ (jj) | John, job, major |
26 | ʧ (ch) | chip,chat, watch |
27 | ʒ (zh) | vision, usual, beige |
28 | h | hot, heart, human |
29 | w | wet, swim, wine |
30 | m | map, meet (meat), ham |
31 | n | name, nut, son (sun) |
32 | z | zoo, zest, maze |
33 | p | potato, pickle, pop |
34 | b | bed, bag, Bob |
35 | t | tea, tap, pot |
36 | d | day, dad, cod |
37 | k | cut, cake, cook |
38 | g | get, game, hug |
発音練習のコツ
・伝えるために大切なポイント
英語ネイティブがある単語を聞いて理解するために必要な要素が以下の3つで上から順番に重要と言われています。
❶ すべての音節を発音すること
❷ アクセントのある音節を発音すること
❸ 一つ一つの音を正しく発音すること
(※音節:単語を分割する分節のこと。辞書などではよく音節と音節の間にハイフンを入れて示されます。例:dictionaryの音節はdic-tio-na-ryの4つ)
発音の練習というと、❸のように"R"や"L"などの一つ一つの音の発音練習に注目しがちですが、すべての音節を発音すること(飛ばさず余分に付け足さず)や、正しい位置を強く発音することも大切です。バランスよく練習しましょう。
・鏡を使って口の動きを完コピ
発音のお手本が見つかったら、その唇の動きや舌の動きなど細かいところまで完全にコピーするつもりで練習しましょう。その時に、正しく真似できているか鏡を使って確認するのがおすすめです。お手本と自分の口の動きを比較して正しく身に付けましょう。
・大袈裟なくらいで
もしかすると、英語の発音を本気で真似して言うのが恥ずかしいと思っている方もいるかもしれません。でも、カタカナ発音のまま相手に伝わらなければ悲しいですし本末転倒です。ただでさえ、日本人にとって英語の発音は普段使わない口周りの筋肉を使うので難しいです。なので発音練習の時は思い切って恥を捨てて、少し大袈裟にやりすぎるくらいでちょうどいいです。ネイティブスピーカーになったつもりで思いっきり真似して楽しみましょう!